急性腰痛症は、急激に発症した腰痛のことで、
一般にはぎっくり腰とも呼ばれています。
急性腰痛症を発症したときは、筋肉が傷害されていることもあれば、
仙腸関節や椎間板・椎間関節などが傷害されていることも考えられます。
しかし、腰椎椎間板ヘルニアなどが原因となるケースを除けば、
これらは画像検査を行っても映し出すことはできず、ほとんどの場合原因はわかりません。
急性腰痛症を起こしやすいのは、前屈した姿勢で重いものを持ち上げたときです。
この瞬間、腰には大きな負担がかかっています。
また、ベッドから立ち上がるなど急に腰をひねったり伸ばしたりするとき、
歯磨きや靴を履くなど前屈みの姿勢での動作、激しい運動をするときなどにも起こりやすくなります。
痛みが強い場合には、腰に負担がかからない楽な姿勢をとるようにします。
「膝を軽く曲げて横向きに寝る」「あおむけに寝て膝の下にクッションを入れる」などがお勧めです。
かつては安静にすることが大切だと言われていましたが、ずっと動かないでいることは、腰痛を悪化させる原因となる場合があります。
治療としては、鍼、超音波が特に有効!
その場での直後効果はもちろん、予後もいいです!
一人一人の症状に合った治療を心がけています!